2021.03.31 Wednesday
青春の橋
第156回のイチ抜けは永井龍雲の「道標ない旅」でした。この曲の2番のAメロには「青春の橋」が出てきます。結構珍しいパターンです。
「道標ない旅」永井龍雲(作詞:永井龍雲)1979年
♪ 当てのない青春の橋の途中で 擦れ違う人の多くは名前も知らない
歌ネットで「青春の」を検索すると、重複を含めて1241件ヒットしましたが、「青春の橋」は「道標ない旅」1件だけでした。「河」や「川」ならそれなりにあります。「青春の河」は渡る対象です。流されると具合が悪いことになります。2つ目は「野球狂の詩」映画版の主題歌です。
「青年は荒野をめざす」ザ・フォーク・クルセダーズ(作詞:五木寛之)1968年
♪ 青春の河を越え 青年は 青年は荒野をめざす
「北の狼 南の虎」水木一郎(作詞:橋本淳)1979年
♪ 僕は行くだろう 悲しみをうつす 青春の河を
「私の一番きれいだった頃」神野美伽(作詞:東海林良)1996年
♪ 密やかに 契り流した 青春の川
3つ目の「川」は単にそばを流れている川にすぎません。「青春の海」もあります。
「太陽がくれた季節」青い三角定規(作詞:山川啓介)1972年
♪ 君も今日からは ぼくらの仲間 とび込もう 青春の海へ
「手紙〜拝啓 十五の君へ」アンジェラ・アキ(作詞:アンジェラ・アキ)2008年
♪ 荒れた青春の海は厳しいけれど
これらの「海」は泳ぐのか漕ぐのかしなければならないようです。「青春」が意外に死語化しないのは秋元康が貢献しているかもしれません。「〜の迷路」など数件ありました。1241件すべてチェックしましたが、私が選ぶベスト・オブ「青春の〜」は「後ろ姿」です。
「あの日にかえりたい」荒井由実(作詞:荒井由実)
♪ 青春の後ろ姿を 人はみな忘れてしまう